優真君、結局いなかったな...



そう思って駐車場に出ると、高3の先輩達が座り込んでいた。



校内でちょっと見たことのある顔だから、すぐ分かった。


よく、こんなところで溜まってられるよね。


そう思って、通過しようとした時だった。



「ねぇ、そこの子。」


声を掛けられた。