「はぁ…っ。」 やっと辿り着いた湖。 前と変わらない、澄んだ色 周りを見渡してみたけど、沙希の姿は無かった。 「…やっぱいないか。」 だよな、もう夜も遅いし? 立ち去ろうと湖に背を向けた瞬間 ザパァンーーーと水の音がした。 は!? 慌てて振り向くと 「あれ?夏じゃん。」 と言って笑っている女の子 「…沙希?」