「やっと終わったのかよ、これ。」 克也がさっきまで俺が戦っていた課題達を指す。 俺は力無く頷いた。 「ホントにダルいな、これ。毎週続くかと思うと憂鬱だよ。」 別に生活に不自由なことはないけれど これだけが、俺にとって最大の敵だ 「ま、終わったならいいじゃんよ。とっとと帰ろうぜ。」 克也の言葉に俺はコーヒーを全部飲み干して 席を立った。