「は?なんだお前!」

「…夏?」

キョトンとした沙希を見て、俺は溜め息を吐いた。


「沙希、無闇に喧嘩売ってんじゃねぇよ。」

お陰で俺の平和な初日が全部パァだ


「俺達の話を聞けっっ!」


男Bが地面を蹴る。

俺はソイツ等の方に振り返った。


「っ…お前、黎術生!?」

「そうだけど?」

俺の答えに、ソイツ等は一歩後ろに下がった。


この制服、こんな時でも役に立つんだな