「…終わった。」

半分生気が抜けた状態で、俺は大学ーーもとい城から出て行った。

あの課題…王立図書館に置いてある資料がねぇと出来ねぇじゃねぇか

ずっと籠もってたらもう夜だよ!!


「何で初日からこんなことに…。」

普通初日からこんなのやらねーよな?

こんなハードな筈ないもんな?

溜め息を一つ吐き、よく辺りを見渡してみると


「あれ?」


生い茂った木々に囲まれたいた。