「は?」

課題!?


「黎術院では、毎週課題があって、今回は明日が提出日なんですよ。」

「ちょっと待て。そんなこと一言も聞いてないぞ!?」

俺の言葉に、環は落ち着いたように

俺に笑顔を向けた。


「私が推薦した人物が落ちこぼれでは、私の名が傷つくでしょう?

これで貴方の実力を図るんですよ。」


…鬼だ

コイツ、紳士っぽい面してると思ってたら

意外に腹黒い!!


「因みに無提出は退学ですからね?」

「嘘だろ!?」


拝啓 村の皆様


都会の人間は鬼ばかりです。