沙羅は的確なツッコミを入れ、もう一度笑った。



…違う



俺の願いは、そんなのじゃ無い




「夏?」


沙羅の声に俺は現実に引き戻される。



「もしかして、環に勝つイメージしてた?けど、環は強いよ?」

「うっせー。明日は150年に一度の流星群らしいし、何か奇跡が起こりそうだろ?」



沙羅は目をパチクリさせる。


何か変な事言ったか…?