「えへへ~有難う!」
沙羅はずっと笑ってる。
まるで笑う事が、生きている証のように…
「キャメロン達とは前に知り合ってね、唄ってたら来てくれたんだよ。きっと唄が好きなんだろうね。」
「どうりで気持ち良さそうな顔してるんだな。」
周りの動物達は皆幸せそうに目を瞑っている。
確かに沙羅の歌声は気持ちいい
心が落ち着いてくる。
「そうだ!今日は大学で何やったの?」
沙羅とこうして逢うようになってから、俺は沙羅に大学の事を話してる。
今日何があったのか
何を学んだのか
学校に行けない沙羅の為に、俺は毎日話し続けている。