俺と沙羅が出逢って1ヶ月 世界に飽きるその日まで、側にいると誓ったあの日 あの日から、もう1ヶ月 「沙羅ー。」 この森に来ることは、俺の日課になっていた。 あの湖に行く道も 沙羅がいる時間帯も 何もかも俺は覚えた。 ~~♪ 「…唄?」 湖の方から唄が聞こえる。 俺は勢い良く茂みを退けた。