二階の一番奥


大家さんが鍵を開けると、扉の中には綺麗な部屋が広がっていた。


「うわ…。」

すげぇ…村のどこの家よりも綺麗だぜ


「気に入ったかい?」

大家さんの言葉に俺は頷いた。


ざっと見て…2LDKぐらいか?

学生にしては贅沢だ



「鍵ここ置いておくし、まぁ気長に荷物整理でも「行くところがあるんです。」


俺は要らない荷物を出し、必要最低限の物を鞄に詰め込んでいく。


「行くところ?」

「荷物置いたらすぐ来いって呼ばれてんですよ。



大学から。」