「あっ、夏~!」 いつもの湖の側の、いつもの場所 沙希は笑顔で俺を迎えた。 今、沙希の顔を改めて見て そっくりなんてレベルじゃない 本当に、全く同じなんだ 「夏?どうしたの?」 いつもと様子が違う俺に、沙希が立ち上がって近付いてくる。 「…沙羅?」