陽気な声で出て来たのは


少しぽっちゃり系のおばさん



「初めまして…今日からお世話にな「あー!例の黎術生ね!」


俺が挨拶するまでも無く

おばさんーーもとい大家さんは興奮気味に俺をジロジロと見た。


「城下町に住んで結構なるけど…こんな近くで黎術の制服が拝めるなんてねぇ。」


「…。」

そんなに珍しいのかこの制服


黎術院は大学のクセに制服がある


まぁ理由は色々あるんだけど…


「あんたの部屋は二階よ。ついてきな。」


大家さんは部屋から一本の鍵を取り出すと、ブンブン振り回しながら階段を上ってく。