「次、滝沢。」


ドキンッ



頼の名前が呼ばれた瞬間、鼓動が早くなる。


暑いよ……///

あたしは、頬に手のひらをあてた。


頬に熱を帯びているのがわかる。


「滝沢頼でーすっ。」


チャラそうな自己紹介をする。


「好きな人は、いわねーのかよ?」


同じクラスの、阿部くんが頼にいう。


す、好きな人!!!!?????


「バ、バカ//それ言うなよ!!//」



頼は、小さくなって席に座った。



好きな人いたんだ……。