「あっ、千香と真美!!」


奈央夏が手を振る。


「おはよ〜」


あたしたちは3人で話始める。

奈央夏は中学でできた友達。
1年の時はみんな同じクラスだった。


「あっ、バックおいてないわ」


出席番号で並んだ席。


黒板に書いてある席を頼りに、自分の席を探す。



「あっ…た。って、頼どけ〜〜!!!」



あたしの席に堂々と座ってる男子。

「あ、千香じゃん。おはよ。」

サラーッと流された。


あたしの席に座っているのは、滝沢頼。

前同じクラスで仲のいい男子。


そして、あたしの好きな人でもある。