ピピピ‥‥ピピピ‥‥


規則的に流れる機械の音で、目が覚める。


「ふぁ〜〜」


でっかい欠伸をする。



「千香!!起きなさーい!!」

リビングからの怒鳴り声。

「もう、起きてるわ!!」


あらま…と、下で聞こえた。


制服に着替え、リビングへと向かう。


「おはよ〜」


あたしは、イスに座った。

「おはよ。今日は、早いじゃない。」




当たり前だよ……。

今日は……。


「何組になんだろーな。」

「あっ、お兄ちゃん!!」


お兄ちゃんもイスに座った。