力に任せて引っ張られた私の体は、
気がつくと、先生の体に包まれていた。

「へ?」

思わず声を漏らした。


そのまま保健室まで引きずられた。

パタンと静かに扉が閉まる音を聴いて、
体が反応して、ビクッと微かに震えた。

その様子に先生はニヤリと笑っていた。


「遊びに、来たんだよなァ?」

耳に、あの声と吐息がかかった。
再び体が反応して、
ビクリと体を震わせた。
今度は微かにではなく、思い切り。

どうにか避けようとしても、
先生の長い腕に、頭が固定されてて
どうしても動かない。

腕や足をバタつかせても、
男の、しかも大人に勝てるはずもなかった。

「う・・・ぅぅ」
眩暈がする。


すごく体が熱い。

心臓の動悸がうるさい。激しすぎて破裂しそうだった。