――― 「…と、いうわけで、貴女にはこの城に住んでいただきたいのです。」 「住み込みで? 部屋はどこに?隔離された塔の最上階でしょうか?」 「随分ヒロイン思考な方で安心しましたよ。」 二人(一人と一頭)は、とりあえず食事をとることにしました。 テーブルに並べられたのは、ジャガイモのスープやら、野菜サラダやら、随分とベジタブルなメニューでした。