ガシャンッ

こんな事考えているうちに

学校の自転車置き場に着いた。

アタシはかごからスクバを取り出し、

自転車に鍵を掛け、教室に向かおうとしたら

「おはよ☆」

っとあいさつしてきた。

名前は東笑花(ヒガシショウカ)

クラスで一緒にいるヤツだが、

クラスで1番嫌いなヤツだ。

「おはよう、笑花」

アタシも面倒くさかったけどあいさつをした。

教室も一緒に行った。

マジうっとうしい。

本当に毎回思う。

でもアタシは何も言う事が出来ない。


ガラガラガラッ

笑花が教室のドアを開けた。

アタシ達は来るのが早かったせいか

教室には4、5人くらいしかいなかった。

「おはよう」

アタシはみんなに作り笑顔であいさつをした。

このキャラが壊れない様に。

「おはよう」

みんなもあいさつを返してきた。

アタシはまた作り笑顔をした。

本当にメンドー。

本当にそう思う。

でも自分のキャラのため、

空気が壊れないように・・・。

アタシはスクバを片付けようとした時、

「おはよ!」

「おはよ!ナナ!」

このコは鈴木ナナ(スズキナナ)

クラスでは笑花に邪魔されて一緒にはいないが

幼稚園の頃からの仲で、オヤ同士も仲がいい。

アタシの大切な心友であり、相談相手でもある。

アタシが笑花の事嫌いな事も了承済み。





















アタシはスクバを片付けた後、

自分の机に戻り、ケータイ小説を手に取った。

ケータイ小説は4年生の頃からハマっており、

休み時間からSTの時間まで読書をするのがアタシの日課だ。

しかしアタシの読書タイムは笑花によってつぶされた。

「ねぇひかり!トイレいこ!」

アタシの右肩をポンポンッと叩きながら

笑花は笑顔で言った。

「えー、1人で行けるでしょ」

アタシは少し冷たく言った。

「え~、だって笑花怖いし、ひかりが他の女といてほしくないんだもん!」

「はぁ、分かったよ」

アタシは渋々OKした。

そりゃまぁ

何ですか?それ?他の女といてほしくないって?

アタシはアンタの彼氏ですか?どんだけアタシを束縛すれば気が済むの?

って思ったけど。

そうしないと今まで以上にイジメられるから。

アタシは結局笑花には勝てないのだ。








キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

授業は1時間目、2時間目、3時間目と進んだ。

その間みんなに荷持つ持たされたり、

何にもしてないのに叩かれたり、蹴られたり・・・。

でも、アタシは我慢した。

我慢するしかなかった。

その場の空気を壊したくなかったから。

アタシは一生懸命笑顔を作った。

このせいで良く

「ひかりってMだよね」

っと言われるようになった。

それと同時にアタシもこんな事を思うようになったんだ。

「神様お願い どうかアタシを死なせてください」
アタシは部活を終えた後、

笑花と一緒に下校した。

本当はイヤだったけど・・・。

笑花はアタシに笑いながら話しかけてくる。

アタシは

笑花って「笑」っていう漢字がすごく合っていると思った。

アタシは笑花とさよならした後、1人交差点の信号が青に変わるのを待っていた。

そしたら、5歳くらいの女の子とお母さんが2人で手を繋いで歩いてきた。

買い物の帰りらしい。

アタシはその2人の姿を懐かしそうに見た。

アタシも小さい頃はもっとお母さんと仲が良かったのかなぁ?

アタシは少し涙が出そうになった。



アタシは家に着き、玄関に入った。

「ただいま」

まぁ誰も返してはくれないけど・・・。

アタシはそのまま2階にある自分の部屋へ向かった。

アタシの部屋は青と白で統一してある。

物は必要最低限の物しか置いていない。

机、ベット、タンス・・・。

でもこんなアタシにも大切な物がある。

ギターだ。

アタシはギターがどうしてもほしくて、

自分のお年玉で6年生の時に買ったのだ。

好きな歌手に憧れて・・・。

今でもその歌手は大好きだ。

でもオヤには「そんなもん、もったいないわ!」

って言われたけど、どうしてもほしかったから無理言って買ったんだ。


アタシは大体ご飯食べる時以外はほとんど自分の部屋にこもりっぱなし。

何となく落ち着く・・・、誰にも邪魔されない・・・。

でも、ときどきオヤに「勉強しなさい!」とか「部屋片付けなさい!」

っと言われる。

だからアタシも切れて、よくオヤと喧嘩をするのだ。











アタシは今日も自分の部屋でマンガを読んでいた。

そしたら

ガラガラガラッ

思いっきりドアが開いた。

そこには母がいた。

「ひかり!マンガは学校の支度が終わってからにしなさい!」

母は大声でアタシに怒った。

「はぁ・・・、うぜっ・・・」

アタシは聞こえるか聞こえないかくらいの声で母に言った。

母は聞こえていた。

「何?その態度は!?」

母はもっと切れたらしく、

「だいたいねぇ、アンタは勉強もしないし、マンガば~か読んで、何にも出来ないんだから!」

母はそう言いながらアタシの顔を叩いた。

カチンッ(怒)

アタシは自分の頭の血管が切れたような気がした。

「お母さんはね!アンタみたいなコ産んだ覚えはないわよ!」

自分の目から涙が零れたのを感じた。

「何よ!何にも分かってないくせに!どうせアタシは何にも出来ない馬鹿なコだよ!」

アタシは思いっきり叫んだ。

「お母さんはアタシの事・・・嫌いだもんね。アタシもお母さんの事大嫌いだよ!」

アタシは急いで階段を降り、家を出た。

何よ!もうお母さんなんか知らない!

アタシは人気のない暗い夜道を泣きながら歩いた。


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