キーんコーンカーンコーンと授業始業のチャイムが鳴った。 まだハンカチで目元を押さえる私を見て、流は。 「お前はここにいろ。 少し待ってろよな。」 と言って図書室を出た。 一人ぼっち・…。 さっきまで感じてた流の体のあたたかさがまだ残ってる。 だけどその温かさも少しずつ消えて行った。