「怖かったんだな、香南。」 怖い? …-。 そうかもしれない。 私は恥ずかしいけれど、今まで一度も。 エロイ事をしたことがない。 そう。 まだ…処女なのだ。 「わ…私…初めて…で。 どうし…たら…いい…か…、…わ・…から・…な…くて。」 「怖いなら怖いって言えよな? 俺、模試気付かなかったら本気で襲ってたと思うぞ。 何かあってからじゃおせーんだから。」 そう言うと、流は制服についたホコリを取って立ち上がった。