二階へ上がっても聞こえるお母さんの起こった声。 お父さんはお母さんをなだめている。 久しぶりに聞いたなぁ。 お母さんの怒った声…-。 「ねぇ、姉貴。 母さんうっさいんだけど。 ちなみに俺はこう見えて受験生。」 「知ってるよ。 ってかソレさぁ。 あたしじゃなくてお母さんに言えばいいじゃん。 あたしに言っても何一つ。 変わりませんよ。」 「…ムカつく。」