私は隣の席になる男子なんかより
さなの近くになることだけを
神に祈っていた

さなも私の近くになりたいらしく
気難しい顔をしては、絶えず
祈り続けてくれている


私のクラスはあみだくじ方式
紙にかいてある人数分の線から
1つ選ぶというものだ

[さなちん、さなちん]
さなの元に駆け寄っていく
「なにー?もえちん、2人合わせて
ちんちん!あっ、違うかっ(笑)」