今日はいつになく寒い朝
私、一ノ瀬 萌(イチノセ モエ)は
いつものように学校へと急いでいた

昨日、今までお世話になった
"3年生を送る会"が
終わったばっかりだった

「萌、おっはよーう!」
朝からハイテンションで
挨拶をしてきたのは
友達の佐倉紗菜(サクラ サナ)だった

[さなちーん!おはよっ]
さなとは切っても切れない縁
すんごーくいい子で私は大好きだった