「椎那ー、どうしたのいってみ??」


屋上につくと加奈が聞いてきた。


私は昨日の出来事をすべてはなした。


「失恋ってつらいね...」


話し終えたあと私はいった。


「ちょいまちッッ!椎那のお兄ちゃんはまだ付き合ってないんでしょ??」


「うん」


私が首を縦に振ったら加奈はにやっと笑った。


「よし、お兄ちゃんを椎那に惚れさせなさい」


「ぇっ...」


「でも、椎那あきらめたほうがいいと思うよ」


加奈は急に暗い顔になっていう。