ある少年は、洞窟に足を進める。

皆が恐れて近ずかない、伝説の洞窟に本当に人魚の生き残りが居るのか。

興味本意で確かめにきたのだ。



「ここが伝説の洞窟か…」


皆が恐れるだけあって、空気からして重っくるしかった。

そこで少年は、ある光景を覗き見た。



『ラルス~この魚ケガをしてるよ!』

『本当だわ!何で傷つけたの?』

『何か鋭くて銀色のキラキラ光る物があって…』