★‐‐‐‐‐‐‐‐--‐★


「思い出した?マオだよ。」


ラルスはまだ驚いている。


『マオ…マオだったのね?!全然分からなかった』

「そら人間だし成長するからね」

『じゃあ何で最初から言ってくれなかったの?』


凄く疑問に思ったことだった。




「最初人間を嫌ってる様子だったからいきなりマオって言っても信じてもらえないと思ってさ…」

『そうね…。』

「ラルス、良かったら一緒に住まない?一人だと心配なんだ。」

『……分かった。考えてみる』


本当は考えるつもりなんてなかった。


「じゃあ明日ね来るからその時に」


そう言ってマオは洞窟から出ていった。