悔しそうな表情を浮かべ、あたしを睨みつけて教室に戻っていく。
はあ・・・。
大分面倒なことになりそう・・・。
「あ!翔!」
向こうから声が聞こえて、振り向いた先には。
これでもか、ってぐらいのオーラを放つ3人の男子。
「どしたの?その女の子?」
可愛い系の男の子がきょとんとあたしを見て尋ねる。
女の子かと間違えるくらい細身で、髪がサラサラで。
くりくりの目が特徴的。
「俺の新しい彼女♪」
質問に対して笑顔で答える翔。
その答えは思いっきり間違いだけど、ね?
嘘にしては潔すぎて逆に言葉が出ない。
「へぇ~っ!!可愛いね♪」
ニコッと笑う顔がすごく可愛い。
「確かに今までの翔の取り巻きの中では一番可愛い」
落ち着いたトーンで話すクール系の美少年。
整いすぎてる顔に軽くセットされたブラウンの髪。
まさにクールビューティーって言葉が似合う感じ。
男に使う言葉だっけっ?まあいーやっ。
「取り巻きじゃねぇよ?一目ぼれ!今回は本気」
「あほか。そんな可愛い子お前にはもったいないわ」
ニカッと笑う、くしゃっとした笑顔が印象的。
ツンツンにセットされた金髪に、一番悪そうな顔。
思いっきり制服じゃないけど、すごくオシャレで。
で、関西弁・・・?