-飛那子side―

 私は、学校の前につき唖然とした。

 私は、今日から高校生活をenjoyするつもりだった。

 なのに・・・

 「あれあれ??迷子??」

 「てか、可愛いね」

 周りは男男!?

 そう、私が今日から通わされるのは

 『聖南立聖南男子高校』

 だ、男子高!?

 てか、みんなチャラぃ・・・

 こ、怖いよ(淚)


 「おい、おめぇらどけよ」


 ビクッ

 低くて、大きい声がした。

 周りの男たちはサササッっとのいて行った。

 こいつ、何者!?

 そしたら、あいつが私に近づいてきた。


 「へえ~。可愛い顔してんじゃん」


 私をジロジロ見てきた。

 「お前、こい。」

 こいって、無理やり連れてかれてるし・・・

 私は、この時気付かなかった

 こいつの目が、獲物を狙う狼だと

 いうことを・・・