「チューニングしましょうか」


先輩のこのセリフを聞くだけで
私の心臓は
どくどくと動き出します。


チューニング中なんて
先輩の顔を見ることすら
出来ません。


私の気持ちを知っている
バスクラさんと
コントラバスさんは

終始ニヤニヤ顔です。


恥ずかしくて顔は真っ赤です。