「これ…早川君が?」


「あ、はい。
処分しようと思ったら
途中でバラけちゃって。」


頭をかきながら恥ずかしそうに言う彼は
なんだか少し可愛くて

思わず
口元がゆるんでしまった


「ちゃんと縛って出さないとダメだよ。
それに、段ボールは資源ゴミだから
金曜日。
今日は持って行ってくれないと思う。」


「ええええ!?」

告げられた事実に
力が抜けたように早川君は立ちつくした


「…しらなかったの?」


「はい。
ゴミのこと書いてある紙なくしちゃって。」


「…じゃ、今度私のコピーする?」


「いいんですか?!」

パァッ…と
早かあ君の顔が明るくなった