軽快な有線を聞きながら
私は
エスカレーターを登っていく



壁に張られた鏡に写る自分の顔は酷く老けて見えた



今年で26歳…

まだまだ若いつもりでいるけど


体は正直に衰えを訴え


独り身の寂しさは年々募っていた