「ぁ…う……。僕、ぼ…くぅ………。」


「うん、ゆっくりでいいからね。ずっと待ってるから。」


「うぅ…僕、かんざきとおるです!!」


ぎゅっと目をつぶって、力いっぱい名前を教えてくれた。


………可愛いな。


「とおる君?いい名前だね。かっこいい。」