「………ふぇっ~グスッ…………。」 泣き声? しかも、まだ幼い感じの声じゃないかな? 空を見上げれば陽が傾きオレンジ色が闇に飲み込まれかけている。 もともとお節介焼きな性格なのは自覚している。 自然と足が動き、その泣き声のする方へ向かっていた。