「とおは寂しくないもん!!全然寂しくないもん!!!」 強くはっきりと叫んだとおる君を見つめる。 「ふふ、そうだね。僕も全然寂しくないんだ。 どうしてかな?」 「だってパパが!?………っ、パパが…。」 「うん。とおる君はパパのことが大好きなんだね。」 微笑みながら言うと、とおる君の瞳からまた涙が溢れだした。 「とおごめんなさい。パパのこと…大っ好き!!嫌い………嘘なっ…の。」