「お前な―…」


「いや、これはマジで知らなかった…」


「っていうかな!俺の後なんか、つけてくんなっつーんだよ!!」


思いっきり、政也の頭をぐーで殴る。


「っ!!ぃって―…」


頭を押さえる政也。


ふん、と鼻息を荒くする直樹。


「お前が弁解しろ」


「は?なんで俺がしな「元はといえば、お前のせいだろーが」


2人は、莉子と星蘭のほうへと首を回した。


何も進展してない2人。


「莉子…えっとね…」


あー言えない。


どう言えばいいの?


こんなので、莉子の友情関係が壊れるなんて、絶対に嫌なんだから!


それを考えると、なかなか言葉が出てこない。


あたふたしている自分。


そんな私に、莉子が口を開いた。