「全然邪魔じゃないから!!むしろ助かる!」


「え、星蘭。それどういう意味…」


星蘭の言葉に突っ込んでしまう直樹。


「ね!?直樹もいいって言ってるんだし!!」


強く誘う星蘭に負けてきた莉子。


一度ため息をついて。


「わかったよ。星蘭が助かるってのなら一緒に行く」


やっと折れた。


「うん!!一緒に食べよっ」


嬉しい星蘭とは反対に。


「もー意味不明」


そう愚痴をこぼす直樹。


帰りは帰れない分、できるだけ学校内では莉子と一緒に過ごしたい。


本当は一緒に帰りたいけどね。


フリという立場を考えると、帰りは直樹と帰るのがベスト。


早く治して、莉子と帰るんだからっ!!


結局、クラスで食べるのは、目立ちすぎる。


ということで、屋上へ向かう3人。