「なに?」


「噂と言えば、私も星蘭の超貴重な噂、知っちゃったんだよね―…うふふ」


ニヤリと妖しく微笑む。


私の貴重な噂!?


「しかも、星蘭の超プライベートな情報だよ~」


プライベート…もしかして、あれがバレた!?


ちょっと待って。


これは本気でやばいっ!


「言っていい!?」


内容を知らないから、ダメって言えない!


「言っちゃうよーっ」


ど、どうしよ!!


莉子だったら大声で言いかねないし。


超焦る私。


もう手がすごいそわそわして、動いてる。


止めたいけど、止めれない。


「えっとねー。星蘭は―…」


「だ、ダメ―――っ!!」