校門を少し入ったとこにある自転車置き場に、自転車を停める。
よいしょ、と足を地につけた。
前のカゴから、鞄をとり、私に渡す直樹。
「ありがとう」
「ん。じゃあ、教室い…あ、クラス違うんだったな」
そうだ。
A組とF組という、真逆のクラス。
校舎が違うから、一緒にいるのは玄関口まで。
2人は、足を進めた。
…やはり、思っていたとおりだ。
私たち、すっごく注目されてる。
「星蘭。昼休みにそっちのクラス、に行くから」
「え、あ、うん…」
視線ばかり気になって、直樹の話があまり頭に入らない。
返事は…なんとなく。
昨日の今日だから、まだ噂にはなってないと思うんだけど。
噂って、他の噂を作りだしたり、掘り返されるからなんだか怖い。
よいしょ、と足を地につけた。
前のカゴから、鞄をとり、私に渡す直樹。
「ありがとう」
「ん。じゃあ、教室い…あ、クラス違うんだったな」
そうだ。
A組とF組という、真逆のクラス。
校舎が違うから、一緒にいるのは玄関口まで。
2人は、足を進めた。
…やはり、思っていたとおりだ。
私たち、すっごく注目されてる。
「星蘭。昼休みにそっちのクラス、に行くから」
「え、あ、うん…」
視線ばかり気になって、直樹の話があまり頭に入らない。
返事は…なんとなく。
昨日の今日だから、まだ噂にはなってないと思うんだけど。
噂って、他の噂を作りだしたり、掘り返されるからなんだか怖い。