「なら…俺らが付き合えばいいってことか」


またニヤリと口角を上げた。


は?


俺らって…神谷直樹と私!?


付き合えばいいだと?


「な、何言って…」


付き合えばいいってわけじゃない!!


ふざけんな!


「あのね。まず第一、私とあなたは付き合わないから!治してくれなくていいから、もうそういうのやめて!」


なんて、反抗は届くはずもない。


「…来い」


「えっ…ちょっ…」


神谷にまたまた強引に腕を引かれ、空き教室から出る。


また引っ張られるってどうよ、私。


次はどこ行くの…?