「星蘭!もうちょっと頑張れ!」


どんどん距離は近くなって。


でもそのかわりに、全体重でとどめる私の体力は減っていき。

そろそろ引っ張る力が尽きてきた。


その時だった。


「…そんなに抵抗するなら」


春樹くんがそんな言葉を発したかと思うと。


「うわっ!」


私は簡単に引き上げられ。


そして。


最悪なことが起こってしまった。





















「そんなに抵抗するなら…"キス"するよ?」


私が抵抗する隙もなく。


春樹くんの唇が、私の唇にそっと触れた。