「それがね~!明日はグッドタイミングな日なんだよーっ」


「グッドタイミングな日って何?」


樹は、春樹に手招きをしながら体を起こす。


「えーそっち行くのめんどくさい」


「こらっ!お兄ちゃんの言うことを聞きなさい!」


両手を腰に当てて、お兄ちゃんらしく威張ってみるものの―…。


「兄ちゃんってつくづく可愛い子供だよね」


と、鼻で笑われ、あしらわれる。


「別に兄貴いないし、大丈夫だって」


「もう!春ちゃんはめんどくさがりなんだからっ!」


「はいはい」


「明日の直ちゃんは――――――――――だから、――――――――するんだよ」


「……確かにいけるかも、それなら」


作戦会議をちゃくちゃくと進める2人。







明日は。


―――4人の想いがほどけなくなるほど絡み合う。