▽初めましての方、そうでない方、こんにちは。梅雨之あめです。
此処までご拝読して頂きありがとうございました!
おかげさまで【ふたりぼっち兄弟】を完結する事ができました^^*
人生初めてBL風味、いえ、BL寄り。
……寧ろBL作品と呼んだ方が正しいのでは? と思う作品でした。
ただBLらしい男の子のいちゃつきは、当作品にはなかったのですが…。
下川兄弟の偏見的な世界観は如何だったでしょうか。
結局兄弟は幸せになったのか、不幸せになってしまったのか、読者の皆様に判断を委ねたいと思うのですが…。
ふたりは歪んだ愛情を持っていました。
ですが、人並みの感情も持っていました。
自分達の世界を壊されたくない反面、皆と同じような生活を送りたい。
普通の生活に憧れる一方、今まで自分達が培っていた世界を壊すのは恐ろしい。
その先に何があるのか分からないから。
他人と接して絶望してしまうかもしれない、兄弟と距離を置くことで大きな後悔を味わうかもしれない。
兄弟はそういった意味で臆病でした。
互いを束縛、依存し合うことで、安全平和な自分達の居場所を保とうとしていた。
勿論、脆い世界だと思います。
必死に自分達の世界を守ろうとした結果、治樹も那智も大きな罪を犯してしまいました。
人の命を殺め、他者の幸福を砕いてまで、守ろうとした二人がこれから先、どう生きていくのか…。
それは本人達も想像がつかないと思います。
ただ愛情に不足している二人ですので…。
お互い束縛し合い、愛情を補って生きていくには違いないと思います。
それが二人に取って幸か不幸かは、定かではないのですが^^;
最後に、此処まで読んで下さった皆様に最高の感謝を。
本当にありがとうございました!
少しでも楽しんで頂けたら幸いです^^*
2010.12.15