「そろそろお昼時ですね」
ふと柱時計を見上げてなつめが言った。
「もう12時半かぁ…私、おなか空いちゃいました…」
「……真田…お前いつも11時には弁当広げて食ってんのに、今日はよくこの時間まで我慢できたな…」
「ちょ…伊達先生!!そんなこと言わなくても…」
「…いや、真田にも我慢できるとはな…」
(…水野先生の前で言わなくても……)
(…あ…すまん、真田……)
さくらとも伊達が内緒話をしてコソコソしているのを尻目に、水野となつめは話を進めていた。
「…じゃあ、そういう感じで大丈夫ですか?」
「はい、お願いします、猿飛さん。何から何まですみません」
「いえー!!任せて下さい、水野先生。」
「楽しみにしていますね。宜しくお願いします」
それでは。と言い、なつめは部屋を後にした。