「ここは、この公式を使えばいいよ。…そうそう、この調子だよ、さくら」



「あ、ありがとうございます!!さくら、頑張りますッッ」



順調に数学を片付けていく花吹雪ペア。

一方の伊達&なつめペアは…


…早くも終了していた…



「……お前、本当に生物苦手?全問正解なんだけど…」


答えあわせをしていた伊達は、呆れた口調で言った。



「苦手ですよ……多分……」


「“多分”って何だよ!?」


「……カンが冴えるか否かによるからです」


「…俺はお前のカンが恐ろしいんだが……」


「…さいですか…」


「……で?…どこが分からないんた?」


「……?…教えてくれるんですか?」


一瞬、キョトンとしたなつめに、伊達は思わず脱力した



「……その為に此処にいるんだろうが…」


「あ…確かに……!!」



しかし、なつめが

『八割は自力』…と豪語しただけあり、2時間ほどで終了したのだった。