そして二時間後三人は家を出て行き、宛もなく原チャリで移動していると丁度市役所辺りの道を通った時急にどこからか人の声が聞こえた‥「助けてくれ~」中村達三人は直ぐにバイクを止めてあたりを見回した、「今の声どっから聞こえた?」近藤が聞いた、「分からない」中村が答えると千里が気がついた「あれ多分そこの図書館からだと思う」それは市役所の道を挟んである市の図書館だった。その図書館はなかなか大きく四階建てで図書館の他に一階には博物館、二階には公演会や時に映画も見れるホールがあり、三階には図書館、四階には職員しか入ってはいけない部屋がある。