「今更なんだよそんな理由」近藤が少々怒りながら聞いた、「俺はこの家で一年間一人で生きると決めたんだ、そんな会ってまだ1時間もたたない他人と危険な仲間探しをするつもりはない」中村も少々怒りながら言った、「そんな事言って本当は外に出るのが怖いんじゃないのか?家が自分を守ってくれるとでも思ってんのか?」近藤にズバリな事を言われ中村は内心戸惑った。本当は決意したからとかじゃなくて外に出るのが怖い、家を離れたくないと思う自分の臆病な気持ちが中村には確かにあった。すると千里が優しく言った「ねぇ中村君たしかに私達はついさっき会った他人だけど、それでも信じていかないとこのゲームを一人でクリアする事は正直難しいと思う、仲間が居ると居ないとではやっぱり違うと思う」「そうだ、それに俺達二人は仲間だ狩る者じゃない、ていうか狩る者ならとっくにお前を殺してるそうだろ?」近藤に聞かれ中村は黙って頷いた。