彼が袋を持ちながら歩いていると突然だいぶ後ろのほうから人の声が聞こえた‥普通なら絶対聞こえないような音だがこの沈黙の世界だからこそ聞こえるものだった。彼は驚き急いで物陰に隠れた、遠くでよくは見えなかったが人が二人いるように見えた、自分と同じプレイヤーかも知れないが、しかし狩る者かも知れない…もし狩る者なら今すぐ隠れるか逃げるかしなければ殺されてしまう。しかしこの状況で彼らをプレイヤーか狩る者なのかを確認する手立ては彼には思い浮かばなかった。色々考えた彼は直ぐに家に戻り彼らをやり過ごす事にした、もしプレイヤーだったとしても彼はかまわないと思った。