神谷は直ぐにその血液を中村の腕から注射で入れた。神谷は汗を拭い「ここからは中村君次第だ」と言って椅子に座りこんだ。時刻はすでに夜の20時になろうとしていた。

そのあと山田は疲れたのか椅子に座りながら寝てしまい、麻里は部屋の隅に暗い顔で座りこみ何か考えこんでいる様子だった。田中は神谷の隣に座り中村の看病をしていた。