『何か買うの?』

『悩み中です。』

私は、林檎の形の水晶のネックレスを見て悩んでいた。特に高くないし安くてもない。しかし、給料前だから 、微妙のラインの値段だけに悩む。


『これが欲しいの?』

『うぅん、考え中。』

彼は、値段と私の顔を見た。

『買ってやるよ。欲しいだろう。』


『えぇ、いいよ。悪いもん。』

『気にしなくて大丈夫。指輪を買ってやろうと思ったけど、仕事の時付けられないし。ネックレスだったら問題ないだろう。』


『うん。ありがとう。』

『分かりづらいかもしれないけど、これがお前は俺もんって証拠だから。』


彼が照れながら言った。


『ありがとう。大切する。』


『お願いします。』

彼が、照れ臭そうに言った。