痛みをこらえて涙が落ち着くまで

時間の感覚はなくて

どれくらいの時間がたったのかな?

反対についさっきのことのように思うから

まだ数分かもしれない


時間はどうであれ動く気がしない

どうせこんなところに人は来ないだろうし

アタシは足をのばして、床に倒れるように体を横たえた

目を閉じて静けさに体を同化させる

自分の呼吸すら聞こえないくらい

閉じてる目から涙が出なくなるまで





ゆっくりとドアが軋む音は、どこかをさまよっていた意識のせいで聞こえていなかった

なんとなくうっすらと開けた目に、細く開いたドアから割り込んでくるスニーカーの足がうつる

夢かな?まばたきをしてみる

よくわからない

でも、まことじゃない・・・・・・

まぶたが再び落ちていきそう